top of page

​こんな症状の方へ

​ムチウチ(むちうち)

■ムチウチとは?

ムチウチは、例えば車や激しいスポーツで追突されたりぶつかったりした衝撃で身体がしなる様子が、ムチの動きに似ていることから呼ばれる様になった症状です。(むちうち、ムチウチ、むち打ち、鞭打ち、色々な表記がありますが、ここでは、ムチウチという表現を使います。)

車を運転している時を想像してみてください。例えば、後続の車に追突された交通事故の瞬間、手はハンドルを強くつかみ、足はブレーキを踏みしめ、胴体はシートベルトで固定されます。この際、頭部は固定されていないので、衝突や急停車によって前方に大きく振られます。

首はその衝撃を吸収しようとして前方に大きくしなります。

そして更にその反動で後ろに反り返り、波打つように首に過度な負担がかかるのです。

car-accident.png

■ムチウチの症状は?

人間の頭部の重さは、体重の約10%程度と言われています。

例えば体重が60kgの人の頭部は約6kgあります。6キロというと1.5ℓ入りのペットボトル4本分になります。

それだけの重さを、常に首だけで支えている状態なのです。


それだけの衝撃が首にかかった場合、首の筋肉だけではなく、頚椎や脊髄に損傷を受けたりする場合も多く、ムチウチという言葉でまとめられていますが、その症状はとても多く、人によって現れる症状も様々です。

 

首の痛みや肩の動きが悪い、背中から腰にかけて痛みや重い感じがあったり、頭痛や吐き気、だるいなどの症状が出てきます。

3週間ほどで多くは急性期の痛みは消失してきますが、筋肉が張っている、頭痛、からだが重い、倦怠感があるなどの自律神経症状や不定愁訴が3ヶ月以上続く場合もあります。​また、症状が強い場合には神経症状を伴う場合もあります。

 

■すぐに医療機関を受診してください。

初めての事故の時は、からだの痛みよりも、事故に遭ったショックや対処方法で精一杯になってしまい、症状を感じられない事が多く、その翌日、または2日目以降で何らかの症状が出る事が一般的です。

救急車で運ばれるレベルのケガなら当然、医師の診察を受けますが、後日診察を受ける場合でも、「人身事故」の取り扱いにしていないと治療費や慰謝料などの支払いが受けられなくなります。

 

軽微な事故に見えても後で体に異常が出た・・・などということはよくある事なので、自分自身で判断されず、必ず当日のうちに整形外科や病院、クリニックで検査してもらってください。

■むちうちに対する当院での治療

整骨院でも交通事故による怪我の治療が受けられます。柔道整復師は、専門学校や大学で骨折、脱臼、捻挫、打撲等のケガについて学んでいます。特に捻挫は数多くの症例をみています。

 

病院では「むちうち」を「頚椎捻挫」と診断される事が多くあります。

病院ではレントゲンを撮影して骨や関節の異常を見つけ出しますが、柔道整復師はレントゲンを撮影できない分、直接触れることで、レントゲンでは写らない筋肉の異常を見つけだして、手技療法によって筋肉に直接アプローチする治療を行います。

炎症が治まったら、次は固まった首の筋肉をほぐし、本来の機能を回復させるためのリハビリが始まります。

病院や整形外科クリニックでは、首のけん引や温熱療法が中心となります。


整骨院・接骨院では、固まった筋肉を手技療法でほぐしたり、血流を促すために電気を流したりし、緩めて機能を取り戻す療法を行います。

 

軽い「頚椎捻挫」であれば、整骨院・接骨院でこのような治療やリハビリを続ければ3ヶ月程度で治癒するケースが多く見られます。

安静が必要な急性期を過ぎてからは、出来れば毎日または2日おきに通院が必要です。その場合、自宅や職場の近くで通い易いという事も大事なポイントですね。


交通事故の場合には、ある一定期間を経過すると、いわゆる症状固定となり、継続治療ができなくなり、後遺認定を受けるが、治療を終了するしかありません。

 

当院では、そういった補償の部分も提携する弁護士事務所と連携してアドバイスや手続きを行う事もできますので、該当される方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

「交通事故の治療について」更に詳しく知る

bottom of page